ということで、幾つか判定用関数を作成してみました。
・ Element かどうかの判定
要は、div とか span とかいったタグ物かどうか?です。
■ 最新はこちら(2009/05/02)
Javascript:element の判定とそれに関わる諸事
・ DOM Node かどうかの判定
attribute (id や value)、テキストは Element ではないんですが DOM Node を受け継ぐオブジェクトです。
・ ECMA object かどうかの判定
v = {apple : 'りんご'};
なんぞのオブジェクトを判定します。
ちなみにアトミックなもの。数値や文字列もオブジェクトである場合があります。そのような場合も真として検出します。
・ イベント object かどうかの判定
(※1) opera はかなり特殊です。Element をオブジェクトとして他のブラウザ以上に統一的に扱おうとしているようです。
■ 確認環境
ie 6.0, 7.0
ff 1.5
ns 7.1
op 8.53
ソースコード
// Element かどうかの判定
function isElement(e){
if(e && e.nodeType === 1){
try{
e.nodeType = e.nodeType;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
// DOM Node かどうかの判定
function isDomNode(e){
if((e && typeof(e.nodeType) == 'number') || e === null){
try{
e.nodeType = e.nodeType;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
// ECMA object かどうかの判定
function isEcmaObject(o){
if(o === null) return true;
// ie の場合、DOM object でなければここではじかれる
if(typeof(o) == 'object' && typeof(o.constructor) == 'function'){
if(isEcmaObject.exist(o.constructor)) return true;
try{
// ここは実際無くてもいい。
// ff の場合、DOM object でなければここではじかれる
// node names など抜けてゆくものもある
var i = ("" + o.constructor.prototype).toLowerCase();
if(i.indexOf('native', 0) > -1) return false;
// op の場合、DOM object でなければここではじかれる
// ff の場合、上で抜けてきたものもはじかれる
var n = ("" + o).toLowerCase();
if(n.indexOf('object object', 0) > -1) return true;
}catch(e){}
}
return false;
}
isEcmaObject.GlobalObjects = [// Object は別扱い
"Function", "Array", "String", "Boolean", "Number",
"Date", "RegExp", "Error", "EvalError", "RangeError",
"ReferenceError", "SyntaxError", "TypeError", "URIError"
]
isEcmaObject.exist = function (c){
var G = isEcmaObject.GlobalObjects;
for(var i = 0; G.length > i; i++){
if(window[G[i]] && window[G[i]] == c) return true;
}
}
// イベント object かどうかの判定
function isEvent(e){
if(typeof(e) != 'object' || e == null) return false;
var c = 'constructor';
var p = 'prototype';
// ff
if(typeof(Event) == 'function' && Event == e[c]){
try{
var i = ("" + e[c][p]).toLowerCase();
if(i.indexOf('native', 0) > -1){
return true;
}
}catch(n){
return ture;
}
}
// ns
if(typeof(e[c]) == 'object' && ("" + e).indexOf('Event', 0) > -1){
return true;
}
// ie
if(typeof(e[c]) == 'undefined' && typeof(e.srcElement) != 'undefined'){
return true;
}
// op
if(window.opera && e.target && e.srcElement){
try{
e.target = e.target;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
function isElement(e){
if(e && e.nodeType === 1){
try{
e.nodeType = e.nodeType;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
// DOM Node かどうかの判定
function isDomNode(e){
if((e && typeof(e.nodeType) == 'number') || e === null){
try{
e.nodeType = e.nodeType;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
// ECMA object かどうかの判定
function isEcmaObject(o){
if(o === null) return true;
// ie の場合、DOM object でなければここではじかれる
if(typeof(o) == 'object' && typeof(o.constructor) == 'function'){
if(isEcmaObject.exist(o.constructor)) return true;
try{
// ここは実際無くてもいい。
// ff の場合、DOM object でなければここではじかれる
// node names など抜けてゆくものもある
var i = ("" + o.constructor.prototype).toLowerCase();
if(i.indexOf('native', 0) > -1) return false;
// op の場合、DOM object でなければここではじかれる
// ff の場合、上で抜けてきたものもはじかれる
var n = ("" + o).toLowerCase();
if(n.indexOf('object object', 0) > -1) return true;
}catch(e){}
}
return false;
}
isEcmaObject.GlobalObjects = [// Object は別扱い
"Function", "Array", "String", "Boolean", "Number",
"Date", "RegExp", "Error", "EvalError", "RangeError",
"ReferenceError", "SyntaxError", "TypeError", "URIError"
]
isEcmaObject.exist = function (c){
var G = isEcmaObject.GlobalObjects;
for(var i = 0; G.length > i; i++){
if(window[G[i]] && window[G[i]] == c) return true;
}
}
// イベント object かどうかの判定
function isEvent(e){
if(typeof(e) != 'object' || e == null) return false;
var c = 'constructor';
var p = 'prototype';
// ff
if(typeof(Event) == 'function' && Event == e[c]){
try{
var i = ("" + e[c][p]).toLowerCase();
if(i.indexOf('native', 0) > -1){
return true;
}
}catch(n){
return ture;
}
}
// ns
if(typeof(e[c]) == 'object' && ("" + e).indexOf('Event', 0) > -1){
return true;
}
// ie
if(typeof(e[c]) == 'undefined' && typeof(e.srcElement) != 'undefined'){
return true;
}
// op
if(window.opera && e.target && e.srcElement){
try{
e.target = e.target;
}catch(n){
return true;
}
}
return false;
}
使い方
isElement(ele);
ele がエレメントなら true を返す。
isDomNode(nod);
nod が DOM Node インターフェースを持つなら true を返す。
isEcmaObject(obj);
obj がオブジェクトなら true を返す。
isEvent(evt);
evt がイベントオブジェクトなら true を返す。
補足
動作確認はこちら (※ null はオブジェクトなので true を返します)
今後、この関数を使って色々UPしようと思ってるのでUPしましたが・・・。
ちょっと無様な事してます。
■ その1 try{}catch(e){} を使っている。
これは readOnly かどうか実際に試してエラーの発生を確認しているためです。
ま。使う際に obj.nodeType == 1 などの obj がありえないなら try は不要です。
element をパースする事がある場合や、よそ様の作ったライブラリを使わざる得ない場合なんかに良い事があるかもw
■ その2 valueOf などで返ってくる文字列による比較。
element のコンストラクタなど、element と ECMA object の切り分けなど泣く泣く文字列で判定しています。特に opera には泣かされました。
■ その3 コンストラクタを列挙して判定。
判定を簡便にするためにコンストラクタ名を列挙したものと比較して決定しています。
うーん。スマートじゃない。
このあたり良い方法があれば、ぜひどなたか教えてください。
参考
■ DOM インターフェースの列挙
DOM1(core)
Exception DOMException ※
インターフェイス DOMImplementation ※
インターフェイス DocumentFragment
インターフェイス Document
インターフェイス Node
インターフェイス NodeList ※
インターフェイス NamedNodeMap ※
インターフェイス CharacterData
インターフェイス Attr
インターフェイス Element
インターフェイス Text
インターフェイス Comment
インターフェイス CDATASection
インターフェイス DocumentType
インターフェイス Notation
インターフェイス Entity
インターフェイス EntityReference
インターフェイス ProcessingInstruction
DOM1(HTML)
インターフェイス HTMLCollection ※
インターフェイス HTMLDocument
インターフェイス HTMLElement
・
・
・
以下、HTMLElement インターフェースを持つ。
■ Node type の列挙
ELEMENT_NODE = 1;
ATTRIBUTE_NODE = 2;
TEXT_NODE = 3;
CDATA_SECTION_NODE = 4;
ENTITY_REFERENCE_NODE = 5;
ENTITY_NODE = 6;
PROCESSING_INSTRUCTION_NODE = 7;
COMMENT_NODE = 8;
DOCUMENT_NODE = 9;
DOCUMENT_TYPE_NODE = 10;
DOCUMENT_FRAGMENT_NODE = 11;
NOTATION_NODE = 12;
仕様上、node インターフェースを持たない DOM インターフェースがあります。仕様を読み違えてなければ、上段テーブルの ※ 印のインターフェースが Node インターフェースを持ちません。nodeList(element の childNodes)とか。
それらは、isDomNode(obj) では false になります。
ちなみに Node インターフェースを持ちつつ Node type が null になるものもあります (undefined ではない)。ただし Node インターフェースは持ってるので、isDomNode(obj) では true になります。
また、DOMException は微妙です。実装に依存するらしい。
この記事へのコメント
for( propertyName in <object> ) や
<object>.hasOwnProperty("nodeType")
の挙動が変わってしまうと思います。
IE以外のブラウザなら
<object> instanceof Node や
<object> instanceof Element
を使えばオブジェクトがインターフェースを継承しているかどうか分かります。
IEならば
<object> instanceof Object
を使えばオブジェクトがECMA objectかそれ以外の(HTML要素やActiveXobject)オブジェクトか分かります。
hasOwnProperty も確認すべきでした。
と、言うより・・・。
ie 以外は Element なんてあるんですか。勉強不足でした。
opera や firefox ですと、例えエレメントであっても <object> instanceof Object が true になってしまうので、その時点で instanceof の利用を早々に外してしまいました。
当然というか非常にスマートになります。ありがとうございます。
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■ 受付 2008年3月17日(月)より随時受付
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■ 参加条件
・個人での応募、または開発チームでの応募可
・自分の開発・制作に対してフルコミットメントができること
・独創性・オリジナリティのあるアイデアであること
・自分のアイデアを開発するにあたって、エントリー者本人が技術力を持っていること
・現在、起業をしていないが、将来的に起業の意思があること
・年齢が15歳〜40歳までであること
・ALITO株式会社の本社(東京都中央区)で作業が可能なこと
・ビジネス化を予定しているアイデアや技術に対する特許・著作権などの権利をALITO株式会社以外の個人、または団体が保有していないこと
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企画・運営・事業支援 ALITO株式会社
スプリング・テック・キャンプ2008(STC2008)事務局 担当:井上
(土・日曜、祝日を除く、午前10時から午後18時まで)